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採石場の跡地を市でいちばん大きな公園にし、非常用の貯水池をそなえた

Westside Park

アメリカ合衆国 / ジョージア州 / アトランタ

採石場の跡地を市でいちばん大きな公園にし、非常用の貯水池をそなえた
© Urbanize Atlanta — この写真が載っている記事

Urbanize Atlanta は2025年7月3日に、この公園を Shirley Clarke Franklin Park と呼び(以前は Westside Park と呼ばれていたと同記事は書いている)、開園から4年になるのに合わせて期待に応えてきたかを問うている。同記事によれば、貯水池はアトランタの水の備えを3日分から1か月分以上に延ばした。

何をしたか

アトランタの西にあった採石場の跡地を、市でいちばん大きな公園にした。Urbanize Atlanta は2021年8月20日に、市が2006年に137エーカーの採石場を採石会社からおよそ4,000万ドルで買ったこと、第1期に4,400万ドルがかかったこと、全体で280エーカーになり市で最大の緑地になることを報じている。同記事によれば、開園の式典は15年がかりのものだった。Atlanta Magazine は2021年10月27日に、深さ350フィートの貯水池が24億ガロンの非常用の水をたくわえていること、園路が2〜3マイルの緑道につながっていることを書いている。

誰が始めたか

先に土地を買ったのは市である。 Urbanize Atlanta(2021年8月20日)によれば、137エーカーの採石場を公共のものに変えるアトランタ市の動きは、市が2006年に Vulcan Materials Company からこの土地をおよそ4,000万ドルで買ったときに正式に始まった。Urbanize Atlanta(2025年7月3日)は、この取得が当時の市長 Shirley Clarke Franklin の在任中の2006年のことだと書いている。担い手が途中で入れ替わった経緯は、下の「誰が始めたか」で扱う。

担い手は途中で入れ替わっている。 SaportaReport の寄稿欄(2019年10月20日)によれば、Atlanta Beltline Inc. が2006年から2009年まで公園の早い時期の計画を主導したが、当時の Kasim Reed 市長の政権が公園の開発を市の管理下にしっかり置き、その結果として工期と計画に大きな変更が生じた。 同記事によれば、2019年9月に Arthur M. Blank Family Foundation が発表した1,750万ドルの助成の宛先は、Atlanta Beltline Inc. の非営利の資金集めの部門である Atlanta Beltline Partnership だった。

計画づくりは何度も行なわれ、その多くは実行されていない。 同記事によれば、公園の構想から2019年までのあいだに、公園についても周りの地区についても数多くの計画づくりが行なわれ、その多くは相当な市民の参加に根ざしていたが、政治的なもの・経済的なものを含むさまざまな理由から、ほとんど、あるいはまったく実行されなかった。同記事はまた、2019年の春に取材された長年の住民——一部は自宅が将来の公園の敷地に接している——が、公園の開発をまったく知らなかったと書いている。 同記事によれば、1990年代から Proctor Creek に手を入れてきた West Atlanta Watershed Alliance と Eco-Action の代表は、Parks Department が作った Westside Park Advisory Committee に加わるよう求められておらず、この点は同年5月の地域の会合で指摘された。

開園と、その後の顔ぶれ。 Urbanize Atlanta(2021年8月20日)によれば、2021年8月20日の開園式には Keisha Lance Bottoms 市長と watershed commissioner の Mikita Williams が立った。Urbanize Atlanta(2025年7月3日)に出てくるのは、Atlanta Beltline の計画・関与・芸術文化担当 vice president の Lynette Reid と、アトランタ市の Department of Parks and Recreation の commissioner である Justin Cutler である。Cutler は同記事で、この公園の成功に大きく寄与しているものとして、Andre Dickens 市長の執務室から下りてくる「共同の作業」という構えを挙げ、Beltline Partnership、Department of Watershed、Department of Parks and Recreation、そして Grove Park の住民や West Highlands の住宅地と一緒に進めていると述べている。

いくらかかったか

土地と第1期の額は出典にある。全体の額は無い。

土地は約4,000万ドルである。 Urbanize Atlanta(2021年8月20日)によれば、市は2006年に137エーカーの採石場を採石会社からおよそ4,000万ドルで買った。

第1期は4,400万ドルで、内訳まで書かれている。 同記事によれば、Arthur Blank Family Foundation からの1,750万ドルの寄付と、TSPLOST の資金からの1,500万ドルがその大半をまかない、残りは市の watershed 部門と parks and recreation 部門が払った。 加えて、Westside の開発負担金からおよそ50万ドルが使われている。費用の担い手が公園の部門だけではないことがこの内訳から分かる。 貯水池を兼ねているため、水道の部門が費用の側に入っている。

大口の寄付には使途が付いている。 SaportaReport の寄稿欄(2019年10月20日)によれば、1,750万ドルの助成は公園の整備に充てられ、そのうち近隣とのつながりをよくすることに向かうとされた。同記事は、これが地域の側から長く求められてきたことだったと書いている。Urbanize Atlanta(2025年7月3日)は、この寄付を2019年に Beltline へ寄せられた最大の贈り物としている。

次の追加にも寄付が付いている。 Urbanize Atlanta(2025年7月3日)によれば、2024年に Chestnut Family Foundation からの800万ドルの寄付を一因として自転車公園を作ることが発表され、Beltline Partnership の側は事業を動かすために1,500万ドルの目標に向けて資金集めをしている最中である。

第2期以降を含めた事業全体の費用、公園の年間の維持費、貯水池の運転の費用は、参照した4本のどこにも書かれていない。

真似するなら最低何が必要か

1. 公園に、公園以外の理由をつけること。 Urbanize Atlanta(2025年7月3日)によれば、採石場の跡は20億ガロンを超える非常用の飲み水をたくわえる貯水池になり、アトランタの水の備えを3日分から1か月以上に延ばした。 Atlanta Magazine(2021年10月27日)は、貯水池の深さを350フィート、水量を24億ガロンとしている。この性格があるために、第1期の費用は公園の部門だけでなく市の watershed 部門も負担している(Urbanize Atlanta 2021年8月20日)。
2. 用地を先に押さえ、水を入れる年数を勘定に入れること。 市が採石場を買ったのは2006年、Urbanize Atlanta(2025年7月3日)によれば、チャタフーチー川から引いた水で採石場を満たす工事は2015年に始まり2020年に終わった。公園の完成のおよそ1年前である。 同記事によれば、この工事には「Driller Mike」と名づけられた大型の掘削機械が使われた。SaportaReport の寄稿欄(2019年10月20日)は、工事が始まったのが最初に提案されてから15年以上あとだったと書いている。
3. 大口の寄付の受け皿と使途を決めておくこと。 SaportaReport の寄稿欄(2019年10月20日)によれば、Blank 財団の1,750万ドルは Atlanta Beltline Partnership に宛てられ、近隣とのつながりをよくすることに向かうとされた。受け皿がどの組織かによって、公園の指揮系統の話が動く——同記事は、2006年から2009年は Atlanta Beltline Inc. が計画を主導していたが、その後に市の管理下へ移り、工期と計画が大きく変わったと書いている。
4. 公園を開ける前に、住宅の手当てを置くこと。 Urbanize Atlanta(2025年7月3日)で Lynette Reid は、公共のインフラでは手ごろさの圧力をあとから受けることがあるので、これは先回りする方法だったと述べている。 同記事が挙げているのは2つである——Westside Affordable Housing Overlay District は、新築の開発業者に、新しい住戸の15%を地域の中位所得(AMI)の80%の水準で、または10%を AMI の60%の水準で保つことを求める。Atlanta Beltline Legacy Retention Program では、住民が申し込めば固定資産税を2019年の率に補助してもらえる。同記事によれば、この制度には Beltline の西側と南側の回廊のあたりから250世帯の持ち家層が入っており、枠を広げるための資金集めが進んでいる。
5. 協議の席に誰を呼ぶかを、あらかじめ決めること。 SaportaReport の寄稿欄(2019年10月20日)は、Parks Department が第1期についての公開の会合を2度開いた一方で、その春に取材された長年の住民が公園の開発をまったく知らなかったこと、1990年代から Proctor Creek に手を入れてきた2つの団体の代表が、市が作った公園の諮問委員会に呼ばれなかったことを書いている。同記事は、地域の人口構成に合った工夫——紙の郵便物や、会合のあいだの子どもの預かり——が市民の参加と計画の過程に要ると書いている。
6. 開いたあとに催しが集まることを見込んでおくこと。 Urbanize Atlanta(2025年7月3日)によれば、市の Department of Parks and Recreation の集計で、2024年にこの公園で許可を得て行なわれた催しは38件、2025年は6月までにすでに33件で、同記事は催しの頻度が1年でほぼ倍になったと書いている。 同記事によれば、地区の計画単位の議長を務める住民は、催しが街のこちら側に人を連れてきているという見方を伝えつつ、使われすぎだと言う住民もいると述べている。 新しい公園ができたことで、これまで Piedmont Park で開かれていた催しがこちらに持ち込まれている、というのがその説明である。
7. つながる先を持つこと。 Atlanta Magazine(2021年10月27日)によれば、園内の5マイルの舗装された園路は2〜3マイルの Proctor Creek Greenway につながり、いずれ Atlanta BeltLine の Westside Trail に流れ込むとされている。同記事によれば、駐車場は Johnson Road Northwest の1600番地と1660番地の2か所で、歩行者と自転車はそこと Proctor Creek Greenway、そして公園の南の縁の Grove Park の地区から入れる。

確認できないものは、来園者数、公園の年間の維持費、第2期の内容と時期、改称がいつ誰の手で行なわれたか、そして4項目の住宅の手当てが実際に何戸を生んだかである。 いずれも参照した4本に記述が無い。

今どうなっているか

2026年8月時点で確認できた最も新しい記録は、Urbanize Atlanta の2025年7月3日の記事である。

名前が変わっている。 同記事はこの公園を Shirley Clarke Franklin Park と呼び、以前は Westside Park と呼ばれていたと書いている。改称がいつ誰の手で行なわれたかは、参照した4本のどこにも書かれていない。 広さも出典で違い、2021年の2本が280エーカーとするのに対し、この記事は「300エーカー近く」としている(discrepancies に並置した)。同記事によれば、公園は NPU-G と NPU-J の両方にまたがり、Carver Hills、Grove Park、Rockdale といった歴史的に黒人の住む地区を含んでいる。

同記事は「4年たって期待に応えたか」を問う形で書かれている。 記事が挙げている変化は、催しの数(2024年38件、2025年は6月までに33件)と、それに伴って住宅の手ごろさの議論が熱を帯びてきたことである。Lynette Reid によれば、市と Beltline の担当は、公園の整備より前に置いた住宅の手当てが約束どおりに働くよう一緒に取り組んでいる。同記事は、地区の団体の代表が Grove Park Neighborhood Association と組んで毎月第1土曜日の近所歩きを始めたことも伝えている。

次に来るのは自転車公園である。 同記事によれば、2024年に Chestnut Family Foundation からの800万ドルの寄付を一因として自転車公園を作ることが発表され、Beltline Partnership は1,500万ドルの目標に向けて資金集めをしている。計画では、あらゆる技量の人が使える2.25マイルの園路、誰でも入れるマウンテンバイクの道、子どもと初心者のための自転車の遊び場、見晴らしと集まりの場を兼ねる練習の区画が作られる。 同記事によれば、Beltline の側は工事を2025年の終わりに始める予定としている。実際に始まったかどうかを書いた出典は無い。

2025年7月より後を書いた出典は無い。 自転車公園の着工、1,500万ドルの資金集めの結果、第2期の見通しはいずれも、参照した4本のどこにも書かれていない。

出典

  1. Westside Park, surrounding communities at a critical juncture, deserve 'complete' leadership — SaportaReport(2019-10-20)
  2. 24 photos: Wandering Atlanta's largest public park, now open — Urbanize Atlanta(2021-08-20)
  3. Everything you need to know about Atlanta's new Westside Park — Atlanta Magazine(2021-10-27)
  4. Four years later, has Atlanta's largest park lived up to expectations? — Urbanize Atlanta(2025-07-03)

最終確認日 2026-08-20

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