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月に2回、日曜の朝だけ幹線から車を締め出し、その場で健康の検診もやる日にした

Car Free Day

ルワンダ / キガリ市 / キガリ市

月に2回、日曜の朝だけ幹線から車を締め出し、その場で健康の検診もやる日にした
© KT Press — この写真が載っている記事

2016年にキガリで月1回として始まり、2018年に隔週になったと2026年の論文が書いている。2020年3月に感染症で止まり、同年9月20日に再開した。同論文は2022年から2024年の連続測定でPM2.5が下がったと報告している。

何をしたか

ルワンダの首都キガリで、日曜の朝の数時間だけ主要な道路から車を締め出し、その道をそのまま歩く・走る・自転車に乗るための場にする取り組み。

Frontiers in Future Transportation(2026年5月28日)に載った論文によれば、毎月第1・第3日曜に、一部の道路で自動車の通行が制限される。 狙いは体を動かすことを促すことと、大気の汚れを減らすことだと同論文は書いている。時間帯は同論文が7時から11時、KT Press(2024年11月3日)が7時から10時と書いており、食い違っているdiscrepancies)。

出典はこの催しを単に「Car Free Day」と呼ぶ。 The New Times(2020年9月20日)も KT Press(2024年11月3日)も固有名詞として大文字で書き、Frontiers の論文は「Car-Free Days」と綴る。「Kigali Car Free Day」という続けた形は、参照した4本の本文には無い(KT Press 2024年11月4日は「Kigali's Car Free Day」と書いている)。

新しい道をつくっていない。 KT Press(2024年11月4日)に載った記事によれば、参加を呼びかける携帯電話の案内にはふだんの道路を使うと書かれている。同記事によれば、その日の街路では太鼓に合わせた踊りが行われ、何百人もが体操に加わっていた。

健康の検診と組み合わせている。 The New Times(2020年9月20日)は、ふだんは行われている自由参加の医療検査が、感染症の対策のためこの回では禁じられたと書いている。

誰が始めたか

市と国の省庁である。 KT Press(2024年11月3日)は、この催しが2016年にキガリで始まり、国内の他の地域にも広がったと書いている。Frontiers in Future Transportation(2026年5月28日)の論文は、2016年に月1回の催しとして始まり、うまくいったため2018年に隔週になったと書いている。KT Press の同記事によれば、2024年11月3日の回には保健大臣サビン・ンサンジマナ氏のほか、内閣担当大臣イネス・ムパンバラ氏、緊急事態管理担当大臣アルベール・ムラシラ氏、キガリ市助言評議会議長クリスチャン・カジェネリ氏、市長サミュエル・ドゥセンギユンバ氏が出ている。

運営に関わる省庁は1つではない。 The New Times(2020年9月20日)によれば、2020年の再開はスポーツ省の告知にもとづくもので、その回にはスポーツ大臣オーロール・ミモザ・ムニャンガジュ氏と当時の市長プルデンス・ルビンギサ氏が参加した。KT Press が伝える2024年の回では、呼びかけているのは保健大臣である。

目的として名指しされているのは非感染性疾患である。 KT Press(2024年11月3日)は、この呼びかけが、多くの人に影響し国の医療の負担になっている非感染性疾患(NCDs)を受けてのものだと書いている。同記事によれば、ンサンジマナ氏は交流サイトの X で、週3回以上・1回30分を超える運動と、1日2リットル以上の水を勧めている。

いくらかかったか

金額は、参照した4本のどこにも書かれていない。 unknown_fieldsfunding_scale を申告した。

費用の形は、書かれている中身から読み取れる。 Frontiers in Future Transportation(2026年5月28日)の論文は、この仕組みを費用の安い(low-cost)持続可能な方策と位置づけ、大気の汚れを減らすための高価な手立てが不足している地域で意味を持ちうると述べている。KT Press(2024年11月4日)の記事によれば、使うのはふだんの道路である。

真似するなら最低何が必要か

第一に、新しい道路をつくらずに始めること。KT Press(2024年11月4日)によれば、案内は「ふだんの道路を使う」と伝えている。用意するのは通行の制限と、その周知である。

第二に、日を決めて繰り返すこと。KT Press(2024年11月3日)によれば、この催しは2016年に始まり、国内の他の地域にも広がった。ただし頻度の書かれ方は出典で割れているdiscrepancies)。

第三に、健康の検診と組み合わせること。The New Times(2020年9月20日)は、ふだんは自由参加の医療検査が行われていることを、それが禁じられた回の記述として書いている。KT Press(2024年11月3日)によれば、呼びかけの理由として名指しされているのは非感染性疾患である。

第四に、大臣と市長が自分で参加すること。上の2本は、いずれも大臣と市長が参加者の中にいたことを伝えている。

第五に、経路に沿った設備を先に考えておくこと。この事業では、そこが2024年に指摘として出た(次節)。

第六に、効果を測る仕組みを持っておくこと。Frontiers in Future Transportation(2026年5月28日)の論文によれば、それまでキガリの効果を測った研究は1地点での短期間の安価なPM2.5の測定に頼っており、実施後の揺り戻しを見ていなかった。

今どうなっているか

2026年8月時点で確認できたのは、2026年5月28日の論文までである。

感染症で一度止まり、再開している。 The New Times(2020年9月20日)は、この催しが2020年3月に感染症の広がりを抑えるために止められ、6か月の間をおいて9月20日に再開したと報じている。同記事によれば、その回では人と人との1メートルの距離が守られ、各所に人が集まることと自由参加の医療検査は禁じられていた。 同記事によれば、参加者の一部はアマホロ国立競技場からルワンダ歳入庁の本部へ向かい、ギシュシュ、キガリ・ビジネス・センター、オンブズマン事務所を通った。

改善点が当事者以外から挙がっている。 KT Press(2024年11月4日)の記事は、その日に30キロを走った書き手が書いたもので、経路に公衆便所が無いことを大きな課題として挙げている。 この記事は「Voices」の欄に載っており、書き手自身の見方が入る。

効果の測定は2026年に一段進んだ。 Frontiers in Future Transportation(2026年5月28日)の論文は、2022年から2024年に2地点で集めた連続的な大気の質のデータを使い、実施日の日曜とふつうの日曜を比べている。同論文によれば、PM2.5 は実施時間中(7時から11時)にふつうの日曜より14.8%低く、実施後の時間帯(11時から21時)も低いままで、揺り戻しは見られなかった。 ただし2つの数字は数える範囲が違う。 同論文の表によれば、14.8%は「実施日の午前」対「ふつうの日曜の午前」、抄録が挙げる34.7%は同じ実施日の中での「午前」対「午後」である。ふつうの日曜の午後との比較は別の数(26.81 対 33.28 μg/m³)として示されている。 一方でオゾンは実施時間中に有意な差が無く(同論文の表では実施日のほうが4.6%高いが p は0.4439である)、午後に上がっており、これは車の排出そのものではなく光化学的な生成と整合すると同論文は述べている。

回数の呼び方と時間帯は、出典によって書かれ方が違う。 KT Press(2024年11月3日)と Frontiers(2026年5月28日)は、どちらも毎月第1・第3日曜と書いている。一方で KT Press(2024年11月4日)は月に1回の催しだと書き、The New Times(2020年9月20日)と KT Press(2024年11月3日)は bi-monthly という語を使っている。この英語は「月2回」とも「2か月に1回」とも読めるので、訳さずに並置した。 さらに KT Press(2024年11月3日)は、同じ記事の中である専門家の研究の紹介として「年に26回」とも書いている。時間帯も7時から10時(KT Press の2本)と7時から11時(Frontiers)で割れている。いずれも discrepancies に並置した。

出典

  1. Hundreds throng Kigali streets as Car Free Day returns — The New Times(2020-09-20)
  2. Car Free Day: Rwandans Urged To Embrace Healthy, Active Lifestyles — KT Press(2024-11-03)
  3. The Beauty of Kigali's Car Free Day and Room for Improvement — KT Press(2024-11-04)
  4. Car-free days as sustainable urban transport emission reduction strategies: evidence from Kigali city, Rwanda — Frontiers in Future Transportation 7(2026-05-28)

最終確認日 2026-08-19

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