Terroirすべての記録このサイトについて探している事例

誇りをつくる自然・緑地・水辺不明

旧競技場の跡地を、水辺に沿った大きな公園に変えた

Marina Park

アイルランド / コーク県 / コーク

旧競技場の跡地を、水辺に沿った大きな公園に変えた
© Irish Examiner — この写真が載っている記事

この記録の出典は単一の媒体によるものです。

Irish Examiner は2022年11月10日に、32ヘクタールの事業の第2期について市議会が事業計画をまとめようとしていると伝えている。同記事によれば、コークの旧港湾地区の再生には都市再生開発基金から3億5,000万ユーロを超える配分があり、この第2期がその資金で実現する最初の事業になるとされている。

何をしたか

コークの旧マンスター競技場の跡地を、市の大きな公園に変えた。Irish Examiner は2017年5月29日に、コーク市議会の1,500万〜2,000万ユーロの事業の第1期の敷地整備が始まること、公園は競技場の西から東のブラックロック港まで延びる計画であることを報じている。同記事によれば、市議会が公園に充てる予定だった土地の一部を競技場のために売ったことで論争が起き、批判する側は競技場の計画が公園を分断すると主張した。同紙は2021年12月11日に、第1期が開くこと、樹林と湿地と草地と水の景の区画が競技場を取り巻くこと、完成すれば Fitzgerald's Park の6倍の広さになることを伝えている。

誰が始めたか

主体はコーク市議会である。 Irish Examiner(2017年5月29日)は、市議会が数年前から、競技場の西のモナハン通り・センターパーク通りから東のブラックロック港まで延びる大きな公園を計画してきたと書いている。ただし「いつ誰が言い出したか」を書いた出典は4本のどこにも無い。 start_year の2017年は、敷地の整備が始まると報じられた年にすぎない。

始まりの前に、土地を巡る争いがある。 同記事は、市議会が公園に充てる予定だった土地の一部を競技場の事業のためにコーク県の競技協会の理事会(Cork County Board)へ売ったことで論争が起きたと書き、批判する側は競技場の計画が公園を分断すると主張したとしている。同記事によれば、競技場とその育成拠点を中心に据えて描き直された計画は2014年に住民説明を経ている。

図面を引いたのは外部である。 2017年の記事は、32ヘクタールの基本計画を欧州の造園の設計者・助言者である OKRA が市の公園部門と協議しながらまとめたとし、設計者が近づきやすさ・活動・生態・生物の多様性・自然の保全・文化・野外の催しに焦点を置いたと書いている。2021年12月11日の記事は、設計がオランダのユトレヒトに拠点を置く Okra Landscape Architects、技術の助言が O'Connor Sutton Cronin、保存の設計が Howley Hayes、施工がコークの Sorensen Civil Engineering と Greenway Landscaping だと書いている。

説明に立っているのは市の職員と議員である。 2017年の記事は市の公園の統括責任者 Liam Casey の説明を載せ、2021年の記事はコーク市長 Colm Kelleher らの言葉を載せている。

いくらかかったか

額は4本すべてに出るが、指している範囲がそれぞれ違う。並べるにとどめる。

- 2017年5月29日——Irish Examiner は、これをコーク市議会の1,500万〜2,000万ユーロの事業と書いている。この時点で始まるのは第1期(競技場の西と大西洋池の周り)の敷地整備で、8〜10週かかるとされた
- 2021年12月11日——同紙は開こうとしている公園を1,000万ユーロの港湾地区の公園と呼んでいる。完成すれば Fitzgerald's Park の6倍の広さになるとされる
- 2022年11月10日——同紙は、コーク港湾地区の再生に都市再生開発基金から3億5,000万ユーロを超える配分があり、Marina Park の第2期がその資金で実現する最初の事業になると書いている。第2期そのものの金額は無い。市議会はこの時点で事業計画(business case)をまとめようとしていた
- 2026年1月4日——同紙は、水辺の遊歩道の改修に750万ユーロ隣接する Marina Park にさらに1,400万ユーロが使われたと書き、後者に改修された大西洋池と沈床園が含まれるとしている

2017年の1,500万〜2,000万ユーロと、2026年の1,400万ユーロは、同じものを指していない可能性がある。 前者は32ヘクタール全体の事業として書かれ、後者は遊歩道と分けて書かれている。出典はこの関係を説明していない。

真似するなら最低何が必要か

1. 全体の図面を先に描き、期に割ること。 32ヘクタールの基本計画があり、第1期は競技場の西と大西洋池の周り、第2期は池から東である。第2期の東側の終点は出典によって書き方が異なる——出典[2](2021年12月11日)は大西洋池から Blackrock pier までとし、出典[3](2022年11月10日)は大西洋池から Church Avenue までとしている。出典はこの違いを説明していない。 第2期の資金は第1期が終わってから出る前提で語られている——2017年の記事は、第1期が済めば市議会は第2期の資金が解放されると見込んでいると書いている
2. 土地を巡る争いを、計画の描き直しと住民説明で通すこと。 市議会は公園用の土地の一部を競技場のために売り、批判を受けた。そのうえで、競技場を中心に据えて描き直した計画を2014年に住民説明にかけている(Irish Examiner 2017年5月29日)
3. 敷地に元からある物を残して、公園の意味にすること。 2021年の記事は、かつて敷地にあった旧会場の中央棟に因む鉄の東屋が第1期に置かれたと書いている。第2期については、市議会の委託を受けた設計者が、船を下ろす傾斜路・艇庫・古い岸壁・境界の壁といった歴史的な構造物をすべて残し、保存し、近づけるようにして、新しい公園の中心的な個性にすると述べている(2022年11月10日)
4. 公園に、公園以外の役目を持たせること。 2021年の記事は、この公園が大雨のときに南の港湾地区の水を溜める池として働くように設計されていると書いている。2022年の記事は、市議会の資料が第1期と第2期を港湾地区の場づくりの中核と位置づけ、住むのに魅力的にすることで投資を呼ぶという筋道で説明していると伝えている
5. 周りの動線につなぐこと。 Casey は2017年に、ブラックロック/パセージの歩行・自転車の道から市の中心を通り Mardyke Walk を経て Lee Fields へ至る連なりを作り、バリンコリグの広域公園まで車道と分けてつなぐことを目標にしていると述べている。2021年の記事は、遊歩道の事業と旧鉄道跡の緑道の改修が別に進んでいると書いている
6. 予定が動くことを織り込むこと。 2017年の記事は第1期の開業を2019年1月までとしていたが、第1期が翌月曜に開くと伝えられたのは2021年12月11日である。2022年の記事は第2期を2023年の半ばまでに着工し2024年の第3四半期に完成する見込みとしていたが、完成を伝えたのは2026年1月の記事である。出典はこのずれを説明していない

確認できないものは、事業の総額(上のとおりラベルが揃わない)、完成した年月(2026年1月の記事は完成を平叙に書くが年を印字していないので end_year は空のままにしてある)、利用者数、維持管理の費用、第2期の実際の着工日、そして公園に隣接して争点になっていたモナハン通りの延伸がどうなったかである。

今どうなっているか

2026年8月時点で確認できた最も新しい記録は、2026年1月4日の Irish Examiner の記事である。

同紙は、Marina Park の最後の区間が年末の休暇に間に合って完成したと書き、写真の説明で大西洋池のところの第2期が完了しているとしている。前年の夏には遊歩道に隣接する Holland Park で新しい遊び場が開き、秋には高架の樹上の歩廊が公開された。この歩廊は Barrington's Folly に至る——同紙は、数十年のあいだ誰も見ていなかったこの史跡が藪の中から現れ、保存と復元の作業を経て子どもに人気だと書いている。

公園の完成は、住宅の供給に先行している。 同紙によれば、近くの旧催事場の跡地で Glenveagh Properties plc が Land Development Agency の後ろ盾のもと337戸を供給しようとしており、これは最終的に1,178戸になる複数期の計画の一部である。同紙は、これを住む人が来る前に外の場所を用意した例として書いている。

この記事の性格を明記しておく。 これは公共空間についての評論であり、同じ記事は再整備された Bishop Lucey Park(700万ユーロ)について、寒々しい・醜い・人工の材料の寄せ集めといった言葉がオンラインの掲示板で使われていると書いている。Marina Park については、同紙は「Only a grinch could find it in their heart to criticise Marina Park」と書いており、批判は載っていない。 つまりこの公園に対する否定的な評価は、今回参照した4本の中には無い。

もう1つ明記しておく。4本すべてが Irish Examiner の記事であるsingle_outlet: true。掲載年は2017・2021・2022・2026の4か年に分かれている)。縦の記述が1社の取材に依存していることは変わらない。

出典

  1. Work begins on €15m-€20m sports and ecology park in Cork marina — Irish Examiner(2017-05-29)
  2. First phase of Cork's Marina Park to open as new stage revealed — Irish Examiner(2021-12-11)
  3. Second phase of Cork's Marina Park revamp set to start next year — Irish Examiner(2022-11-10)
  4. Marina Park shines, Bishop Lucey divides — has Cork finally cracked the public realm question? — Irish Examiner(2026-01-04)

最終確認日 2026-08-19

この記述は間違っていますか。受け取ってから2週間以内に、直すか直さないかを返します。

この記述について訂正を申し立てる

絞り込みや地図から探す(対話版)