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丘の斜面の貧しい地区に図書館と広場をまとめた施設を建て、市の図書館網につないだ

Parques Biblioteca

コロンビア / アンティオキア県 / メデジン市

丘の斜面の貧しい地区に図書館と広場をまとめた施設を建て、市の図書館網につないだ
© El Colombiano — この写真が載っている記事

この記録の出典は単一の媒体によるものです。

最初の1館が開いたのは2006年12月31日である。2017年には4館が10年を迎え、2020年には市内26館が公開を再開し、2026年時点で市は年平均447万人の来館を挙げている。

何をしたか

コロンビアのメデジンで、丘の斜面にある地区に、図書館と広場をひとつにした施設を市が建てた。

エル・コロンビアーノの2017年の記事によれば、最初の1館は2006年12月31日、当時の市長セルヒオ・ファハルドがサン・ハビエルで開いた。同紙は、10年を経て「若者の待ち合わせ場所が路地の角ではなくこの建物になった」と書いている。レイナ・ソフィア賞(ユニバーサルアクセシビリティ)とビル&メリンダ・ゲイツ財団の知識アクセス賞を受けている。

いまは市の公共図書館網の一部として、講座・上映・読書会のほか、相談の窓口も置かれている。

誰が始めたか

市が建て、最初の1館は市長がテープを切った。 El Colombiano(2017年1月11日)によれば、2006年12月31日、当時のメデジン市長セルヒオ・ファハルドがサン・ハビエルの Parque Biblioteca Presbítero José Luis Arroyave の開館のテープを切った。同記事は、最初の4館ができて10年で、この大きな建物が近隣の住民にとっての目印になったと書いている。

誰が構想し、どういう手順で決まったかは、参照した5本のどこにも書かれていない。 設計者・議決・上位の計画の名は出てこない(2017年の2本は購読者向けの壁で本文が途中までしか残っておらず、読めているのは冒頭のみである)。

ただし、市に図書館の下地があったことは書かれている。 El Colombiano(2024年4月14日)は、この都市の年表の項目として1952年の Biblioteca Pública Piloto の創設を挙げ、その少し後に共済金庫 Comfama が図書館を作ったこと——同記事は Comfama の図書館の責任者 Estefanía González の話として、国内の共済金庫で最初だったと伝えている——を続け、そのうえで Parques Biblioteca の創設と市の図書館制度の稼働を同じ列に置いている。

担い手は市だけではない。 同記事によれば、共済金庫 Comfenalco はメデジンに7館を持ち、うち4館は市との協定で運営している。 Comfama はアンティオキア県内に14館・6台の移動図書館・18の読書拠点を持ち、100人を超える人が働く。市の網の外側には、13の地区図書館が作る連合 Rebipoa がある。

いくらかかったか

建設費も年ごとの運営費も、参照した5本のどこにも書かれていない。 5本を金額の語(inversión / costo / presupuesto / financiación)で当たっても、この事業の額は出てこない(唯一当たる presupuesto は、2026年3月22日の記事にある家計の予算づくりの講座の説明である)。funding_scaleunknown_fields に申告したままにしてある。

金の話が出てくるのは、費用ではなく配り先の側である。 El Colombiano(2026年3月22日)は、2016年以降、市が出した文芸創作の助成の70%が女性に渡っていると書いている。 同記事によれば、直近の1年で「Convocatoria de Fomento y Estímulos al Arte y la Cultura」が支えた企画は2,391人の女性市民に届いた。

誰が費用を負担しているかも、部分的にしか分からない。 2024年4月14日の記事は、Comfenalco の7館のうち4館が市との協定で動いていると書いているが、協定の中身や金額には触れていない。

真似するなら最低何が必要か

1. 1館ではなく制度として作ること。 El Colombiano(2020年10月6日)は、メデジンの図書館制度(Sistema de Bibliotecas de Medellín)が35の情報単位からなり、そのうち28が第2段階で開くと書いている。2026年3月22日の記事では、公共図書館制度は26の図書館と Biblioteca Pública Piloto で構成されている。個々の館は、この制度の中に置かれてはじめて数えられている。
2. 本以外の中身を最初から入れておくこと。 El Colombiano(2017年7月19日)は、図書館・読書・遺産を担当する副次官 Daniel Zapata の言葉として、この場所が「家の延長」になったとし、本のほかに情報通信の部屋・文学の座談・講座・各種の企画があると伝えている。2026年3月22日の記事では、心の健康の講座、家計の講座「Para que te rinda」、読書会、地区向けの企画が挙がっている。
3. 建物の傷みを勘定に入れておくこと。 出典が困りごととして書いているのはここである。 2017年7月19日の記事は、メデジンの parques biblioteca の半分を超える館に施設の問題があると書き、それでも住民は9館に通い続けていると伝えている。 建てて終わりにならない費用が、開館から10年ほどで表に出ている。
4. 使う人を数え続けること。 同記事は市の文化局の数字として、メデジンの住民の10人に1人が9館で資料を借りるための登録をしており、1日に50人が新しく登録していると書いている。2026年3月22日の記事では、市の集計として2024年から2025年の来館が年平均447万人、うち57.26%が女性、2025年だけで270万人の女性が催しや事業に参加したとされている。
5. 職員に、本の仕事以外の訓練を足すこと。 2026年3月22日の記事によれば、市は「Tejiendo Hogares」という取り組みで、5つの parques biblioteca の職員と事務の担当者270人に、性暴力の予防と相談窓口へのつなぎ方の研修を行なった。 副次官 Robinson Meneses は、危険の兆しを見分けて「violentómetro」で状況を把握し、女性局や保健局と組んだ「Código Violeta」の窓口へ案内すると述べている。
6. 市の網の外にある住民の図書館を、勘定から外さないこと。 2024年4月14日の記事は、市の図書館とは別に、13の地区図書館が作る連合 Rebipoa があると書いている。その1館は平屋の民家で、開くのは志願者がいる月・金・土の3日である。

今どうなっているか

2026年8月時点で確認できた最も新しい記録は、2026年3月22日の El Colombiano である。

制度は続いており、使われ方が増えている。 同記事によれば、公共図書館制度は26の図書館と Biblioteca Pública Piloto からなり、2024年から2025年の来館は年平均447万人、うち57.26%が女性である。 2025年だけで270万人の女性が催し・サービス・事業に参加した。

女性向けの窓口としての使われ方が、この記事の主題になっている。 同記事によれば、女性局が率いる市の取り組み「Círculos de Cuidado」の場として、Parque Biblioteca Presbítero José Luis Arroyave と Parque Biblioteca Fernando Botero の2か所が使われ、休息・心の健康・家計の自立の講座が開かれている。女性の経験を扱う読書会が San Antonio de Prado、Biblioteca Popular Nº 2、12 de Octubre、Nuevo Occidente Lusitania の各館にある。5館の職員270人への研修も同記事が伝えているものである。

閉館・縮小を伝える記述は、参照した5本の中には無い。 ただし2017年7月19日の記事が、半分を超える館に施設の問題があると書いていることは、その後の5本のどこでも解消されたと書かれていない。

出典の性格を明記しておく。 5本はすべてメデジンの地元紙 El Colombiano であり(single_outlet: true)、掲載年は2017 / 2020 / 2024 / 2026 の4か年である。数字の多くは市の集計として出ている。独立した第三者による検証や、否定的な報道は、2017年7月19日の施設の問題を除いて、今回の範囲では見つからなかった。

出典

  1. 10 años de los parques biblioteca — El Colombiano(2017-01-11)
  2. Parques biblioteca en Medellín, más cultura que edificios — El Colombiano(2017-07-19)
  3. 26 bibliotecas públicas de Medellín abren al público — El Colombiano(2020-10-06)
  4. Bibliotecas de Medellín: una red de cultura a piel de barrio — El Colombiano(2024-04-14)
  5. Parques Biblioteca en Medellín están teniendo nuevos usos: incluso refugio para mujeres víctimas — El Colombiano(2026-03-22)

最終確認日 2026-08-18

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