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歩けるようにする交通・道路・駅25万超

街区に通り抜けの車を入れないようにし、舗装を剥がして緑と居場所に変えた

Supergrätzl

オーストリア / ウィーン / ウィーン(10区 Favoriten)

街区に通り抜けの車を入れないようにし、舗装を剥がして緑と居場所に変えた
© Wiener Bezirksblatt — この写真が載っている記事

2022年5月には最終段階までに90の駐車枠がなくなることに反発が出たと報じられ、区長は住んでいる人には十分な駐車の場所があると述べた。市の都市開発部門は2026年5月に開いたと書き、7月19日まで意見を集める調査を始めた。

何をしたか

ウィーン10区 Favoriten の、Gudrunstraße・Leebgasse・Quellenstraße・Neilreichgasse に囲まれた区画で、通り抜けの車を入れないようにし、車道の舗装を剥がして緑と滞在の場所に変える事業。バルセロナの Superblock を手本にしている。2022年から試行として一方通行の向きを入れ替え、路面に色で印を付け、屋外の居場所を作って交通の組み替えを試した。2022年8月の時点では、変更の多くはまだ路面の印と車止めだけだったと報じられている。2023年10月には第1期の工事が同月に始まると報じられたが、2024年4月末の時点で区長は、本格的な着工は5月からだと述べている。同じ2024年には、木60本以上・緑地90か所以上と、Herzgasse の学校の周りを歩行者専用にする計画が報じられた。市の都市開発部門は、2026年5月8日に開き、学校の周りで7,000平方メートル以上の舗装を剥がして緑にしたと書いている。

誰が始めたか

市の事業として計画されている。 MeinBezirk(2021年8月18日)は、Favoriten で2022年にバルセロナを手本にした試行が行なわれると伝え、囲まれた区画を通り抜けの車が入れない核にし、車で入れるのは住民と区画内で商う人に限るという構えを書いている。同記事は、事業の実施を担当するのが景観設計家フロリアン・ローレンツ氏の事務所だと書き、同氏の言葉として、街路に歩く・自転車で走る・滞在する・気候変動に適応するための空間をもっと確保できるように街を作り替えることが目標だという趣旨を伝えている。

選ばれた理由として学校が挙げられている。 同記事は、この区画のすぐ周りに学校と幼稚園が6つあることを挙げ、通学する子どもの安全も狙いに含めている。

着工は市と区の連名で行なわれた。 MeinBezirk(2023年10月20日)によれば、2023年10月の鍬入れには都市計画担当市政委員のウリ・ジーマ氏(SPÖ)、10区区長のマルクス・フランツ氏(SPÖ)、ネオスの計画担当ゼルマ・アラポヴィッチ氏が並んだ。ジーマ氏は、この事業が区との協力なしには成り立たなかったと述べている。

いくらかかったか

事業費は、参照した6本のどこにも書かれていない。 助成の名前が出てくるのは1か所だけで、MeinBezirk(2022年8月3日)は「Wien+」の助成に触れているが、それは Supergrätzl そのものではなくその外側に広がる Innerfavoriten の区域についてである。

代わりに、量の数字が段階ごとに出ている。 MeinBezirk(2022年5月25日)が「確定した」ものとして挙げるのは、歩行者用に1,200平方メートルの増加、冷却の設備に1,400平方メートル、600平方メートルの脱舗装、樹冠で測って1,700平方メートルの植え枡である。同記事はまた、最終段階までに90の駐車枠がなくなると書いている。

着工時にはさらに大きな数字が示された。 MeinBezirk(2023年10月20日)は、既存の47本に加えて62本の木と94か所の緑地、交差点に17か所の小さな空地ができると書いている。車を幹線に戻す斜めの遮り(Diagonalfilter)は、かつてドナウ島でごみ容器として使われていたコンクリート環を作り替えたものだという。

小空間の数は記事間で食い違う。 2023年10月20日の記事は17か所とし、2024年4月30日の記事は区長フランツ氏の言葉として11か所としている。どちらが後の数字なのかは、6本のどこにも書かれていない。 完成後の数字としては、市の都市開発部門が7,000平方メートル超を脱舗装して緑にしたと書いている(Wiener Bezirksblatt 2026年6月9日)。

真似するなら最低何が必要か

第一に、通り抜けを物理的に断つこと。MeinBezirk(2023年10月20日)は、この作り替えの核心が通り抜け交通の完全な遮断にあると書く。交差点に置いた斜めの遮りで、入ってきた車を幹線道路へ戻す。標識ではなく形で断っている。

第二に、断ったうえで、誰が入れるかを先に並べること。同記事によれば、家の入口と車庫の入口は住民・来訪者・サービス車両・緊急車両に開いたままで、既存の荷さばき帯と障害者用の駐車枠も残る。 車で入って出ること自体は禁じていない。

第三に、工事の前に、路面の色で完成形を見せること。MeinBezirk(2022年5月25日)によれば、ベンチが最終的に置かれる歩道上の位置、樹木の植え枡、拡幅される歩道を、これから地面に色で塗って示すとされた。MeinBezirk(2022年8月3日)は、その時点でも変更の大半は地面に印を付けただけで、現在の車道に色で、歩道の張り出し・遊び場・植える木・緑地の位置が示されているとし、置かれていたのは数本の車止めだけだったと書いている。

第四に、なくなる駐車枠の数を先に言い、反発に答えを用意しておくこと。MeinBezirk(2022年5月25日)は、90の駐車枠がなくなることに反発が出たと書き、区長フランツ氏がここに住む人には十分な駐車の場所があると述べ、空いている枠と中庭の駐車場を挙げたと伝えている。

第五に、一方通行に逆らう自転車を認めること。MeinBezirk(2023年10月20日)によれば、試行の段階からほぼすべての街路で一方通行の逆走が自転車に認められており、区域の縁を走る交通量の多い街路に対する迂回路として使われることを狙っている。

第六に、工期を分け、学校の周りを後段に置くこと。同記事によれば、工事は2期に分けられ、第1期が2023年10月から2024年秋まで、中学校 Herzgasse の周りを恒久的な歩行者専用区域にする第2期はその後とされた。

今どうなっているか

2026年8月時点で確認できた最も新しい記録は、2026年6月9日の Wiener Bezirksblatt の記事である。 ただしこの記事は市の都市開発部門の一人称で書かれており、レコードでは運営主体からの発信(from_operator: true)として扱っている。独立した報道は MeinBezirk の5本で、最も新しいものは2024年4月30日である。

2026年5月8日に開いた。 同部門は、Herzgasse の学校の周りで7,000平方メートル超を脱舗装して緑にし、複数の街路から通り抜けの車をなくしたと書いている。区域は Gudrunstraße・Leebgasse・Quellenstraße・Neilreichgasse に囲まれた範囲である。

開いた直後に評価のための調査が始まっている。 同部門は7月19日まで意見を集めるとし、問いとして、新しい交通の組み立てで通り抜けの車が減ったか、施策が微気候にどう効いたか、満足しているかの3点を挙げている。この調査の結果は、参照した6本のどこにも書かれていない。

完成の時期は当初の見通しから後ろにずれている。 2023年10月20日の記事は第1期を2024年秋までとし、2024年4月30日の記事は区長フランツ氏の言葉として本格的な着工は同年5月からだとし、記事自身が2025年末に Supergrätzl が新しい姿になるはずだと書いていた。実際に開いたのは2026年5月8日である。

外からの評価は1件だけ確認できる。 MeinBezirk(2022年8月3日)は、オーストリアの気候・エネルギー基金と気候省が Wien Energie・EIT Climate-KIC・Impact Hub Vienna と組んだ発意「Climate Lab」の一行が現地を見て回り、区域の縁の斜めの遮りと、中心の歩行者専用区域を高く評価したと書いている。

交通量や大気の測定結果は、6本のどこにも書かれていない。 窒素の負荷が1年で3分の1下がったという数字は、2021年8月18日の記事がバルセロナについて書いたものであり、ウィーンで測られた値ではない。

出典

  1. Wohnbau: Mehr Grün, weniger Verkehr: Wien plant jetzt erstes „Supergrätzl“ — MeinBezirk(2021-08-18)
  2. Favoriten: Das ist der Fahrplan für die Umsetzung des Supergrätzels — MeinBezirk(2022-05-25)
  3. Favoriten: Das Supergrätzel in Innerfavoriten auf dem Prüfstand — MeinBezirk(2022-08-03)
  4. Entsteht in Favoriten: Baubeginn für Österreichs erstes Supergrätzl — MeinBezirk(2023-10-20)
  5. Favoriten: Das Supergrätzl im Zehnten wird zu einem Vorzeigeprojekt — MeinBezirk(2024-04-30)
  6. Neugierig? Die Evaluierung des Supergrätzls startet — Wiener Bezirksblatt(2026-06-09)

最終確認日 2026-08-19

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